キャッシュフロー計算書
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1.キャッシュフローって何?
2.キャッシュフローで何がわかるの?
3.新しいキャッシュフローの考え方
4.キャッシュフロー計算書
5.キャッシュフロー計算書から何かわかるか?
6.キャッシュフロー計算書をもっとわかりやすくする
7.キャッシュフロー経営
日本語に直訳すると「資金の流れ」となります。
それではよくわからない!でしょ。実は従来から銀行ではよく使われてきた言葉で、簡単に言うと借金がいくら返せるか?(企業の返済可能な資金)の事です。
[キャッシュフロー] = [利 益] + [減価償却費]
という公式を御覧になった方も多いと思います。
何故、利益に減価償却費を加えるとキャッシュフロー(返済可能な資金)が算出できるのでしょうか?
それは、利益というのは御存知のとおり
[利 益] = [売 上] − [経 費] です。
つまり、入ってきたお金と出ていったお金との差額ですよネ。
でも経費の中で唯一、お金の出ていかない経費が減価償却費なのです。
減価償却費とは価値の減少を評価したもので、資金は流出していない経費だからです。
ですから、資金の流出があった経費だけを差し引いた利益,を算出したければ、利益に資金の流出のない減価償却費を加えればよいわけです。
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あなたの会社の当期利益(赤字なら当期損失)に減価償却費を加えてみて下さい。
そう、それがあなたの会社のキャッシュフローです。
で...それが出たら何がわかるか?
そこが重要です。
キャッシュフローは前説でお話しした様に銀行に返済可能な資金、又は会社に残っているはずの資金、又は設備投資に使える資金と考える事ができます。
「おい、ちょっと待て!わたしの会社のキャッシュフローは計算できたが、君の言う様な資金は実際に残ってないゾ!」
そのとおり、すべて現金取引をしている会社ならいざ知らず、普通は手形や掛で取引をやっています。
そうなると、こうして算出したキャッシュフローの金額は、必ずしも会社に残った資金とはならない処に問題があります。
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従来、キャッシュフローは[利益]+[減価償却費]で表現してきました。
しかし今日、必ずしもこの公式で本当のキャッシュフローつまり、会社が使える資金は表現できません。
何故なら、
[利 益] = [売 上] − [経 費]
だと申し上げました。
でも、売上は掛で売ったのでまだ資金の回収が出来ていないとしたらどうでしょう。
資金はたちまち、マイナスになってしまいます。
つまり、正確なキャッシュフローを計算しようと思うなら
[利益]+[減価償却費]という単純な公式だけでは不充分だという事になります。
そこで、売上といっても、それは現金売上なのか掛売上なのか、在庫はどうなっているのか等々細目にわたって、売上と経費の内容を検討してみる必要があるわけです。
そしてその検討結果を表に現したものが「キャッシュフロー計算書」という事になるわけです。
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キャッシュフロー計算書の作成は直接法と間接法という2種類の方法がありますが、一般には作成が簡単な間接法が採用されている様です。
つまりあくまで
[キャッシュフロー] = [利 益] + [減価償却費]
なんですが、利益といっても売掛金で残っている売上があれば、資金は入ってきていないのだからマイナスしなければいけないし、買掛金で残っている仕入があれば、資金の支払はないのだからプラスしなければいけないという考え方です。
こうして、様々な資産と負債の増減を調整しながら、キャッシュフローを算出していくのです。
その結果は、アッと驚く事になります。
つまり、算出されたキャッシュフローは、なんと当期増加した現・預金と見事に一致するからです。
もしキャッシュフローがマイナスなら、現・預金残高はその分減っているのです。
気持ちのいい瞬間です。
”あったァ〜”という感じが実感できますョ。
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・今、年間どの位銀行に返済しているのか?
・無理なく返済できているのか?
・どの位設備投資したのか?
・資金調達は健全か?
・利益は出ているのに、資金繰りが苦しいと思っていたが、これが原因だった。
等々様々な資金に関する情報が手に取るように見えてきます。
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5.で述べた様々な情報を一目瞭然にする為に、キャッシュフロー計算書を3分類する事をお勧めします。
営業収支
投資収支
財務収支
の3分類です。
すなわち現在残った資金が営業によって稼ぎ出したものなのか、投資によったものか、借入などの財務によって得たものかが明確になるからです。
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さて、いよいよ最後です。
こうしてキャッシュフロー計算書によって得た様々な情報を生かす為、経営改善を計画する必要があります。
例えば売掛金が増加している為、資金繰りが悪化しているのならばその回収。
在庫の増加で、資金繰りが悪化しているのであればその削減。
設備投資が過剰ならその削減といった具合です。
これまでの様に資金繰りが厳しいなら、売上を増やせ、利益を増やせといった損益計算ベースの経営から、資金重視型経営へ変換していくのです。
売上が伸びていれば、利益さえ出していれば銀行が融資してくれる時代は終わりました。
21世紀は銀行に頼らない経営、資金重視のキャッシュフロー経営が求められています。
そして、こうした経営がむしろ銀行の信頼を得、新たな設備投資に際して、スムーズな資金調達を可能にする経営と言えます。
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去る、1999年8月19日天神ビルに於て開催されましたセミナー
"「キャッシュフロー経営」って何?"は、無事に終了致しました。
ご参加いただいた皆様に感謝致します。

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